子どもの頃に一目惚れしたオーストラリア「ウルル」を巡る旅
特別企画「旅ブロガーがおすすめする世界のおもしろスポット」の第2弾。40か国以上をバックパッカーした旅人で、現在も旅を続けながらライター兼シンガーソングライターとして世界を舞台に活躍する雨宮あゆみさんが今回ナビゲートしてくれるのは、オーストラリアの「ウルル」です!
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Introduction
まだ海外には行ったことがなかった小学校3年生の頃、図書館のお姉さんが教室で見せてくれた風景に一瞬で心を奪われました。
お姉さんが手にしていたのは世界の絶景の写真がつまった本。クラスのみんなに向けて丁寧に1ページずつめくる中、私はあるページで胸の高鳴りを覚え、思わずドキッとしてしまいました。視線の先に映っていたもの――それは、オーストラリアの「ウルル」の写真でした。
こうしてウルルに一目惚れした私は「絶対に、いつかここに行く!」と心に決めたのです。それから10年ほど経った大学時代にもウルルについて授業でプレゼンするほど、その決意は変わらず。そして、ついに念願かなって、友だちとオーストラリアの旅に出かけることになりました。
荒野に悠然と佇む「ウルル」との出会いに感動!
「ウルルーカタジュタ国立公園」内には宿泊できないので、エアーズロック・リゾート内に宿を取ることに。このときはフリープランのツアーだったため、このリゾートから20kmほど離れたウルルに行くツアーに参加するには自分たちでコーディネートしないといけませんでした。
「すぐにでもウルルの絶景に会いたい!」とわくわくしていた私は、この日のために勉強していた英語で早速ウルルのツアーを手配。モタモタしていたらツアーの出発時間に間に合わず、時の移り変わりで色を変えるウルルの姿を見逃していたかもしれないと思うと、やはり少しでも英語を話せるのは旅の強みだと痛感します。
ジープのような車に乗り込むと、ドライバーさんはオーストラリア人。周りも海外からのツアー客ばかりでした。しかも、ツアーと言っても、その場所まで連れて行ってくれた後は完全自由行動だったので、帰りの集合時間に遅れて置いて行かれるようなことがないよう、ドライバーさんの英語を慎重に、必死に聞いていたことを覚えています。
そして、やっとの思いで出会えた風景がこちら!
周囲約9.4km、海抜863m(地上からの高さは346m)の世界最大級の一枚岩です。地表に出ているのはその一部で、地下にも岩の塊が埋もれているのだとか。オーストラリア大陸のほぼ中央に位置し、周りは赤土と草木が茂る荒野に悠然と佇んでいます。
オーストラリアの先住民「アボリジニ」にとっての重要な聖地で「エアーズロック」とも言われていましたが、1995年、アボリジニが代々呼んでいる「ウルル」という名称に正式に変更されています。もちろん世界遺産であり、オーストラリアに行ったら見逃せない観光スポットのひとつです。
ちなみに、これは夕方の風景。この日はあいにく曇りだったため、真っ赤に染まるウルルを見ることはできませんでしたが、雲が浮かぶ夕暮れはなんだかUFOが出てきそうで素敵でした。
子どもの頃から憧れだったウルルを生で目にした興奮は凄まじく、帰りの車内では他のツアー客と英語で話をしながら、この感動を分かち合いました。気持ちが昂ぶっていたせいか「絶景の感動を英語でもっと上手に表現できたら良いのに!」とも思い、英語へのさらなる向上心が芽生えたきっかけにもなりましたね。
時間によって表情を変えるウルル。その美しさに息を飲む
次の日の朝は、前日と同じように英語を使って交渉し、ツアーを組んで朝日を見に再度ウルルへ。ビルも何もない大自然から溢れる朝日には、すべてを包み込んでくれるような優しさがあります。そんな朝日をいっぱい浴びたウルルは太陽の色に輝いていました。まさしく「地球のへそ」と言われるだけのことはあり、息を飲むほどの美しさでした。
朝のウルルに見とれていると、なんと反対側の空には二重に重なった虹が!長年、恋焦がれていた絶景が歓迎してくれているかのようで、とても嬉しかったです。
洞窟内にはアボリジニの壁画。描かれている画を見れば「ここは神聖な場所なんだな」と強く感じることでしょう。
その巨大な姿は、地球の歴史を物語るエネルギーの塊です。「いつまでも変わりゆく姿を見続けていたい」。そう思わせるウルルは「私の一目惚れは間違いではなかった」と証明してくれました。
英語を習得して海外旅行に出かけるなら、ぜひウルルへ!
また、この地には他にも絶景ポイントがあります。ウルルから西に約45km。「たくさんの頭」という意味を持つ「カタ・ジュタ」(オルガ岩群)という大小36の岩からなる巨岩群です。かつてはひとつの岩山だったものが長年の風化により今の形になったそうです。
カタ・ジュタにもエアーズロック・リゾート内から行けるので、ツアーを手配して車で向かいました。その道中、数人の日本人がドライバーの英語を聞き取れずに何度も私に確認をして来たので、ちょっと得意気な顔になっていたかもしれません(笑)
ジブリ映画『風の谷のナウシカ』のモデルという噂もあるカタ・ジュタは、ウルルとセットで訪れるべきスポットです。
憧れのウルルに出会い、夜はオージービーフのステーキBBQを堪能したり、星空を眺めたりと大満足の旅でした。
地球の偉大さや大自然のパワーを感じる「ウルル」に行けば、心揺さぶられる感動を体験できます。英語を習得して海外旅行に出かけるなら、ぜひとも訪れてほしいおすすめの観光スポットです!
筆者:雨宮あゆみ/Writer・Singer Song Writer
旅・音・食・オシャレを愛するTraveler。 世界を40か国、1人でバックパッカーするなど、様々な旅スタイルの経験をもとにラグジュアリーな旅やローカルな旅、自分の旅のレポートを「ヒト・モノ」も交えたWorld wideな情報として提供している。■Blog:http://ameblo.jp/kotoa/
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